モスクワ国立交響楽団
アクロス福岡シンフォニーホールで行われた、
モスクワ国立交響楽団のコンサートに行ってきました。
演奏曲は
①チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
②チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番
③チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
私、チャイコフスキー好きなんですよ。
曲の展開がドラマチックじゃないですか。
で、やっぱりオケの人たちも
そのドラマチックさにノってたというか
曲が盛り上がる部分に向けての集中力が凄まじい。
やっぱり録音ではない、生のいいところは
そういう気迫やエネルギーを感じられる事かなと。
50人分のアドレナリンが放出されて
それがこちらにまで伝染してくる。
心臓がドキドキしてくるし、顔がにやけてくる。
②のピアノ協奏曲は、
ロシア期待の新星ダニール・ハリトーノフ。
98年生まれだから、18歳かな。
金髪、細身で王子様のようなルックス。
思わず、若い頃のデヴィット・ギャレットを思い出す。
16歳のころのデヴィット・ギャレット動画
全身の力を使ってピアノを弾く様は
力強くて、これからこの人はどんな大人になっていくのか
わくわくしてしまった。
(ギャレットみたく、ワイルド系になるのかしら??)
あと、演奏が終わった後、何度もお辞儀をしている様子は
最高にキュート。
きっと誰かに教えてもらったんだろうね。
そういう、健気な人柄も好感度大!
③の「悲愴」は、ひたすらかっこいい。
お上品に旋律を奏でるクラシックもいいんだけど、
やっぱり私は、こういう風に皆で
音の嵐をつくるような迫力があるのが好き。
それにこの曲は弦楽器がたまらん。
音の重なりが重厚ですばい。
個人的には、チェロの男性に夢中に。
前述のギャレットもそうですが
私、男性の弦楽器奏者が好きなんですよ。
だって色っぽいんだもの。
腕を張って、弓を引く動作が男らしくて素敵・・・。
って、あぁ脱線。
あと、曲が盛り上がっていくところに
ティンパニがすごく効いてた。
うまいなぁ。
指揮者のパヴェル・コーガンさんは
楽章と楽章の間がすごく短かった気がする。
勢いを大事にしているのかしら。
そうそう、パヴェルさんと言えば印象的だったのは、
アンコール二曲目の棒を振る前のニヤリとした顔。
その顔だけで、これからパヴェルさんの好きな曲、
なおかつ楽しげな曲が始まるのだなと期待が高まっちゃったもんね。
で予感的中。
最後まで楽しませてもらって、良い日でした。
ちなみに、今回のツアー、
東京や鹿児島ではピアノがフジコ・ヘミングだったらしい。
しかもパガニーニ…。
こちらも聴いてみたかったなぁ。